脳梗塞後遺症 | パーキンソン病(症候群) | 歩行困難 |
脳梗塞によって失われた機能を100%回復することは、現実的には難しいと思われます。脳の神経細胞自体の回復が不可能であり、リハビリで脳梗塞で失われた機能そのものを再生することはできないからです。 しかし急性期・回復期の段階で適切なリハビリを集中的に続けることによって廃用症候群を防ぎ、日常生活動作の相当部分を回復させ、その後の自宅における自立した生活に痺れ・痛みの緩和、また現在動く関節や筋肉が衰えてしまわぬようにすることは可能です。 脳梗塞発症直後~3週間までの「急性期」、病状安定後から3~6ヶ月程度までの「回復期」、それ以降の「維持期」の三段階に分かれています。 一般に急性期は病院で、回復期はリハビリ病棟や専門施設で、維持期は自宅療養となります。
病後の寝たきりなどによる廃用症候群(安静によって生じる筋・関節・臓器の退行性の変化、臨床症状)の予防が目的となります。 具体的には手足の関節を動かしたり、寝たきりによる床ずれを防ぐための体位変換などが行われます。
急性期病棟でなく、回復リハビリ病棟で行われ、日常生活で必要な食事・歩行・排泄など身体機能の回復に力点が置かれ、さまざまな訓練が実施されます。(脳梗塞の場合、医科診療報酬点数上の受診できる上限は原則として最大180日間)
自宅を中心に、日常生活を営みながら行ない、回復した身体的機能の維持が目的です。一般に脳血管疾患のリハビリは、発症から6ヶ月程度までが効果的に実施できる(回復が見込める)期間とされており、その後は回復の程度に応じて、医療保険や介護保険で用意された外来(訪問)リハビリや通所リハビリなどのサービスを活用しながら、自宅でリハビリを行うのが一般的です。
当社では、この維持期の通院困難な患者様のご自宅に伺い、筋麻痺や関節拘縮の改善に取り組み。麻痺が残ってしまったとしても諦めずに身体を動かせるよう麻痺への適応力を向上させていきましょう。ご利用者様によって刺激への感受性が違いますので、ちょうどいい刺激を与えられるようにご利用者様とお話を進めながら施術を進めさせていただきます。