脳梗塞後遺症 | パーキンソン病(症候群) | 歩行困難 |
マッサージのみの施術ではなかなか日常生活動作(ADL)*の向上には繋がりません。 そこで、可能であれば患者様一人一人のADLの向上に必要な動作を判断し、訓練を行って行きます。
ご利用者様の多くは車椅子や1日中座った生活をしている為、下肢のむくみに悩んでいます。むくみの原因は多種多様で一概には言えませんが、運動不足によりふくらはぎの筋力が低下、血液やリンパ液を押し上げるポンプの機能の低下、下肢の冷え、重力の影響などの他に、内臓疾患(心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の異常、血管・リンパ系の循環障害、悪性腫瘍など)が原因のものも考えられます。
むくみの原因にはさまざまなものがあります。
全身の栄養状態が良くない時には、血管の中に水を保っておく働きのある「アルブミン」というタンパク質が少なくなっています。すると、動脈では水分が血管の外に出やすく、静脈では血管の中に戻りにくくなります。リンパ管で排水しても追いつかない時は、むくみになります。アルブミンは肝臓で作っているので、肝臓だけが弱っている時にもむくむことがあります。
リンパ管がうまく流れないれないためにむくむこともあります。乳がんの手術の時には、脇の下のリンパ節を取ることが多いのですが、リンパ節というのは下水管の途中にある浄化槽のようなものなので、取ってしまうとリンパ管の流れが止まってしまい、腕がむくみます。リンパ管は壁が薄くてつぶれやすい管なので、その他にもリンパ管の流れを妨げるような状態になっていれば、むくみが生じます。
腎臓が良くない時には、身体の中の水分を尿として外に出すことができずに、水分がたまっていきます。
心臓が良くない時にもむくみは生じ、心臓の働きが悪いと静脈の血液の流れが悪くなり、静脈の圧力が上がって組織液が静脈に戻りにくくなり、リンパ管も最終的には静脈に流れ込みますが、静脈の流れが悪いとリンパ管の流れも悪くなり、むくみを生じさせます。